各通貨ペアの為替相場予想
米国第3四半期GDPは5四半期ぶりプラスの見通し
RBNZ、追加緩和に関する文言を削除か
日銀展望リポート、2011年まで物価下落予想、低金利政策継続へ
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◆ 米ドル ◆
日本の郵政民営化の逆行や日本航空への政府関与を受けて、外国人投資家は日本の改革路線が逆戻りすることを警戒。市場全体のリスク選好が高まる中、日本株の相対的不振が円安要因となりそうだ。
30日の日銀展望リポートでは、2011年まで消費者物価のマイナスが続くとの見通しとなる模様。超低金利長期化観測が高まり、円売り圧力がジワリと強まるだろう。
明日から過去最大規模(合計1160億ドル)の米国債入札を控えており、消化難から米国長期金利が上昇すればドルのサポート要因に。
◆ ユーロ ◆
株高・コモディティ高を背景としたリスク選好の流れと、日米の超低金利長期化観測を背景に、相対的に買われやすい地合。欧州当局のユーロ高懸念にも温度差があり、介入リスクは小さい。
米国新築住宅販売やGDPは改善が見込まれるものの、FRBが緩和解除に依然慎重な姿勢を示していることから、よほど強い数字とならない限りドル買いには結び付きにくい。
ユーロ円は、株高・ボラティリティ低下で円キャリートレード意欲が高まっており、下値を切り上げる展開が続きそう。6月の高値139.20円を上抜けできれば、トリプルトップ突破で強い買いシグナル。
◆ ポンド ◆
先週のGDPショックを引きずり、下落余地を試す展開か。来週のMPCでは資産買入れプログラム縮小・中断の見方は一気に後退し、従来の1750億ポンドから2000〜2250億ポンドに拡大するとの見方が有力となっている。
◆ 豪ドル ◆
株高・コモディティ高を背景としたリスク選好や豪利上げ観測を受けて上値を拡大する展開か。RBAが「低金利はもはや不要」との姿勢を示しており、来週の理事会での利上げ幅は0.25%ではなく0.50%になるとの見方も浮上している。
◆ NZドル ◆
先週、ボラードRBNZ総裁が「政策金利を引き上げる際に、NZドルの上昇は障害にはならない」との見方を示したことから、一気に注目度が高まった。今週木曜日のRBNZ会合では、政策金利は2.5%に据え置かれる見通しだが、追加緩和の可能性に関する文言が削除され、利上げに向けた地ならしが始まる可能性がある。
◆ カナダドル ◆
豪ドル、NZドルとは対照的に、緩和政策を来年第2四半期まで継続することが確認され、目先失望感が漂う。カーニー総裁は「為替介入はいつでも選択肢となる」と発言しており、1.02−1.03台では介入警戒感も。OPEC増産観測から原油先物も調整ムードか。
2010年の為替相場予想
2010年は米国経済の回復を待つもどかしい年になるだろう。先日の2009年9月失業保険申請申請件数も増加し、失業率も10%を超えてしまった。特にホワイトカラーの失業率の上昇が顕著なようで、これは1980年代以来、最高の悪い数字となってしまったようである。この米国経済の回復を探るというのがテーマを2010年の為替相場のテーマになるだろう。
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